JRAには金を預けているだけ!

競馬日記。主に3連単フォーメーション

追記

「絵本作家のぶみのこと」

と題を打ってブログに投稿したその日に十数年ぶりにのぶみからメールが来た。

 

「久しぶり

 ひょっとしたら

 アンチの人に

 いろいろ協力していない??」

 

都々逸か?と、その独特な文体のメールを読んだのだがさっぱり意味が分からない、そもそも「アンチ」だと?「協力」?

 

「してないですよ、昔どう云う人でしたか?と、聞かれたので学校での僕の思い出を書きました。アンチってなんですか?あと、協力って。戦争でもしているんですか?」

 

と、返信をして寝た。

僕はのぶみが炎上をしていてある程度叩かれている事は知っていた、なので「のぶみの学生時代のことを教えてほしい」と言われたとき、恐らくこの人はのぶみの事を良く思ってない人なんだろうなぁ位の事は考えていた、なので僕は無視をしようとおもっていた、そもそも絵本の学校に通っていた時の事など殆ど覚えていなかったのだし…しかし意図して思い返してみるとなかなか思い出せるものだ、どうやら僕にとってその頃の事は「覚えていない」のではなく「忘れようとしている」事だったようだ。そしていざ思い出してみるとなかなか面白い、あぁあんなことあったな!こんなことあったべ!と断片的に思い出される事柄を書き留めてそれをつなぎ合わせていった。

 

僕はそれを「僕の思い出」として書こうと思った、ただの僕の私小説として、いや私小説にもならないただの落書きだ。僕の19歳20歳の事、それにその生活の一部にいたのぶみの事、それを書いてみようかなと考えた、何か書いた後にのぶみからクレームが来ても「これは僕の思い出だよ、何か他意があって書いたものじゃないよ。」って言えるように、彼に何か悪い印象を持たれない様、かつ本当にあったことを書いたつもりだ。

写真についてもそうだった、彼があん時撒くように配っていた名刺だ当時の彼が誰にでもどこにでもこの名刺が届きますようにと作った名刺だろう、新居にカメラを担いで行った時に撮った写真は実はもっといっぱいある、しかしそれは使えないなぁと思った、だから僕はのぶみが自分のホームページでフリーの壁紙素材として僕に無許可でアップしている写真を使ったのだ、しかもわざわざそのホームページからダウンロードをして。

http://www.nobmi.com/images/backart/kabe.html

 

朝に起きるとまたのぶみからメールが来ていた。

 

「今は、アンチの

 人がどうやって

 足を引っ張ってやるか

 考えるんだよ

 名前で調べたり

 すごいんだ。

 

 だから友達の

 写真や名刺をあげたら

 いけないよ

 

 けいいちは、

 ただ、書いただけかもしれないけど

 それで困る人は、いるんだよ」

 

ん?みつをか?といったこれまた独特な文体なメールが来た、そしてなぜか僕は説教を食らってしまった。僕はめんどくさかったので「じゃぁ写真とメールは消しますね。」とだけ返信をした。でもねのぶみ、もしこれを読んでいたら覚えていてほしい、あれは僕が撮った写真で君が勝手にホームページのフリー素材にしていたものだよ、いまさら上げてはいけないよと諭すような代物じゃないだろ?ちがうかい

 

もう僕の知っている「絵本作家を目指していた斎藤信実」と云う人はどこか違う世界へ行ってしまったのだろう、それに入れ替わり「絵本作家のぶみ」って人になってしまったのだ、そして「アンチ」とか云う敵と戦争をしている。好きな女性と結婚をし子供を持ち家を買って「遊びにおいでよ」と、僕を招いた当時にのぶみの見据えていた未来はこんな未来なのだろうか?あん時から十数年たち僕は写真家も挫折し今は設備屋になって学校のトイレなんか作ったりしている、結婚もして子もいる、その事を十数年前の自分に話したら「ぜってー嘘ダァ!!」と爆笑する位途方も無い事をやっている。そう、人間はスグに変わってしまうのだ、たった数年でも。だから僕はのぶみに望む「アンチ」なんて放っておけ!そしてあの僕が19歳だった頃のケラケラと無邪気に笑うあん時ののぶみに変わる事を。